夏に野外活動をする時に気をつけたい蜂に関する7つのこと! - 株式会社LEAP

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日本の蜂は山や自然が多く、人目につかない土中や樹洞、草むらなどに巣を作る傾向があり、人が巣に気づかずに近づいて刺されるケースが多くなっています。

人目につかないようなところに巣を作る蜂は強い毒性や攻撃性を持っているので、刺激してしまうと集団で襲われて命が危険にさらされてしまう恐れがあります。

そのため、蜂が住む山などに行く際は蜂の活動時期や習性を把握して刺されない対策を行ってから行くようにしましょう。

蜂の活動時期

蜂の活動時期は種類によって異なりますが、7~10月が特に攻撃的になる危険な時期です。

ちょうど夏休みから秋にかけての時期が危険ということになります。夏休み頃はキャンプや登山、ハイキングなどで山に行く人が多いことでしょう。

夏休みやお出かけのウキウキ気分で、山に入り蜂や巣を刺激してしまって攻撃されたり、手で追い払ったり大声を出して刺されてしまう、飲み物や食べ物に蜂が止まり刺されてしまうなどのケースがあるので、蜂や巣を見かけたらそっと歩いてその場を離れるか、動かずに蜂が去るのを待つようにしましょう。

野外活動での蜂対策・注意点!

巣に近づかない、刺激しない

野外で蜂の巣を見つけたら、すぐにその場から離れてください。

わざと近づいたり、興味本位で近づいてしまうと、音や振動に反応して巣から蜂が飛び出してきて攻撃されてしまいます。蜂の巣を発見したら、歩いて来た道を戻るようにしましょう。

飛んでいる蜂を刺激しない

蜂が飛んで近くに来ても大声を出したりで、手で叩いたり、走って逃げる行動はしてはいけません。

蜂を興奮状態にさせて刺されやすくなるので、落ち着いて静かにその場を後にしましょう。万が一、蜂が服や帽子などに止まったら、そのまま動かずに蜂が去るのを待っているのが一番安全です。

濃い色の服は避ける

蜂は濃い色に反応すると言われています。

よく、黒い服と着ていると蜂に刺されると言われますが、これは天敵であるクマに似た色をしていることから蜂に狙われやすいという説からきています。

また、蜂は白黒でしか色識別ができないので、濃い色も黒と判断されて攻撃されることがあるので、白や薄い色の服や帽子、鞄を持つようにしましょう。

露出は控える

万が一、蜂を刺激しまって攻撃される場合には長袖や長ズボンを着用していれば重症を避けることができるかもしれません。

服で肌が隠れていると肌を守れるので、山に行く際はできるだけ露出を控えたり、脱ぎ着できるものを用意しておきましょう。

匂いの強いものは使用しない

蜂は匂いに敏感なので、香水や整髪料、柔軟剤、ジュースなどの甘い香りがするものに反応し、近づいてきます。

特にスズメバチは甘い匂いに反応しやすいので、香水や整髪料を付けているとスズメバチが近づいてくる可能性があります。

また、蜂は人の汗の匂いにも敏感で汗の匂いを感じ取ると攻撃態勢を取ることがあるので、適度に汗を拭き取っておきましょう。

団体行動は避ける

団体行動をすると声が多くなり振動も大きくなります。

蜂は音や振動に敏感で、巣の近くで大きな声や振動を察知すると攻撃されると思い、巣から飛び出して攻撃してくることがあります。2,3人くらいの少人数で活動するのが良いでしょう。

攻撃されそうな時は黒い部分を隠す

蜂は黒い部分に反応して攻撃をしてきます。もし、蜂を刺激して刺されそうな時は走って逃げながら服や帽子などで髪、目、顔を隠すようにしてください。

持っておくと便利なアイテム

ファーストエイドキット(応急処置キット)

山に行く際には必ず、ファーストエイドキットを用意しておきましょう。

絆創膏や消毒液、包帯、テーピング、ハサミ、ピンセット、爪切り、冷却パッド、ゴミ袋、手袋(使い捨て・厚手のもの)、エマージェンシーシート、常備薬など基本的な応急処置ができるキットを用意してから山へ行くようにしましょう。

ポイズンリムーバー

毒抜きの時に使える便利なアイテムです。山には蜂だけなく、毒を持つ蛇や虫などが生息しているので、傷口からすぐに毒を抜けるポイズンリムーバーがあると、爪で毒を抜くよりも効率よく早く抜けるので、1つは持っておきたいアイテムです。

コンパクトなサイズ感なので、すぐ使えるように取り出しやすいところに入れておきましょう。

水分補給のうち1本は予備の水として持っておきましょう。

蜂に刺された時や噛まれた時、転んで怪我をした時など、傷口を水で流す必要があります。傷口を綺麗に水で洗浄することで重症化を抑えることができるので、水は非常に重要なアイテムです。

また、すぐに洗浄できるよう、キャップにキリで穴を開けたものを用意しておくと洗浄時に使いやすいです。

殺虫スプレー

万が一、蜂に集団で襲われてしまった時の時間稼ぎに使えるのが殺虫スプレーです。

蜂を刺激してしまって集団で襲われそうになったら、殺虫スプレーや蜂に効果的なスプレーを使って身を守りましょう。

薬局やホームセンターなどで持ち運びに便利なミニサイズもあるので、携帯しておいて襲われそうになったすぐ使えるように準備しておきましょう。

エピペン

過去に蜂に刺された経験がある場合には、アナフィラキシーショック対策として「エピペン」を用意しておきましょう。

かかりつけ医や病院でもらうことができるので、事前に準備してから山に行くようにしてください。

まとめ

人がキャンプや登山、ハイキングなどで山に行く機会が増える夏休み頃は、蜂の攻撃性が高まる時期で、巣の近くを通っただけで刺されてしまうほどの攻撃性を持つ危険な時期です。

人が山に行く時期と蜂の危険な時期が重なっているため、蜂に十分注意をしないと攻撃されてしまう危険性があるので、蜂に狙われない服装や行動を心がけて安全に楽しいキャンプや登山、ハイキングを行いましょう!